望んだまま突き進んでて方位を誤ったら、そっと思い出して。
わたしはバンドサークルに所属していた。
そのサークルは技術重視で、上手い人ばかり集まっていて、
ライブはどちらかというとピリピリした雰囲気。
打ち上げの飲み会ではダメ出し合戦になるほどだった。
でもそれが取り払われる唯一のライブが、卒業ライブ。
学生としての最後のライブ。
つまり自由に音楽をできるのがほとんど最後。(乱暴な言い方だけども)
そのライブはみんなとってもいい顔をしている。
ふっきれたような、楽しくて仕方ないというような顔。
わたしは後輩たちのそういう顔を見て「ああ、よかったなぁ」といつも思う。
おせっかいなんだけど、わたしなんかに思われたくないって人もいると思うけど、
舞台上からたくさんの感情を浴び、見守っているような気持ちになるのだ。
わたしはみんなに音楽をつづけてほしいと思う。
社会人になると色々な制約がある。(主に時間的なもの)
だから技術とか観客の目とかそんなもの気にしてられなくなって、
純粋に自分が楽しむためだけに音楽をやるようになる。
それはとっても楽しいよ。
大好きな人たちが楽しそうにしてるのを見てるのが、わたしは大好き。
もっと楽しそうな顔みせてください。
ルキンフォー
何もかもがうまく行かない理由はわかっている。
君を好きになったからだ。
普段じゃ絶対に好きにならないような君を好きになったから。
君とわたしの間の大きな距離をすこしでも詰めたくて、
わたしは、今まで築いて来た自分のスタイルを変えようとしている。
君に好きになってもらえない自分がかなしく、苦しい。
でも保守的で自己完結的なわたしの日常に、
こんな楽しいスパイスを与えてくれた君にはすごく感謝している。
そして、こんな風にポジティブに考えられるようになった自分がうれしくてたのしい。
ありがとう。
いつか終息する日まで、このぐるぐる動く日常をたのしむよ。